10月決算の株式高配当利回り銘柄はコレだ!10月配当分だけで2.5%以上の銘柄のみ抜粋 2016
早いもので10月です。
「株式投資で儲ける」と言った時、王道は安く買って高く売ることによる売買益(株式譲渡益)を得ることですが、もう1つの手段である配当金にも注目するべきです。
株式配当金のココが凄い。銀行預金と比べてみると・・・。
- 利回りが良い
定期預金の利率は、現在高くても0.150%だのという惨憺たる状況です。0.150%というと、100万円を1年間預けて1500円(税未考慮)。月1~2回ATM手数料を取られているような人であれば、実質マイナス金利に突入の恐れがあります。
一方、株式配当の利率は、3%超えの銘柄が700を超えています。例えば大企業である日産自動車は4.88%、りそなホールディングスは4.50%という値です。4.88%というと、100万円を投資することで4.88万円(税未考慮)にもなります。
- 極端な話、1日でも株を持っていれば配当がもらえる
定期預金の場合、利率は年利です。また預入期間が定められていますので、1年定期な、6ヶ月定期商品性に応じ、満期を迎えるまで原則解約ができません。利率が低い上に、流動性に乏しい。一方、株式の配当は、権利付き最終日と呼ばれる日の取引終了時点で株を保有していれば、翌日に売っぱらってしまおうが、保有株式分の配当をもらえます。これは凄いことです。
さらに、決算月は3月/9月に集中してはいるものの、毎月一定数の数の企業の決算があります。つまり毎月、その月に決算を迎える企業を株式売買で渡り歩くことで、毎月配当をもらうことも可能です。
売買損益を一切考慮しなければ、100万円を元手に、まず今月決算かつ配当2%の株を購入→権利付き最終日以降に売却し、翌月には翌月決算かつ配当2%の株を購入・・・と繰り返すことで、年間26万円以上(税未考慮)の配当を得ることができます。
そんな美味い話、あるかーい
もちろん実際には、株式は預金のような元本保証商品ではありませんので、会社が突然木っ端微塵に爆発すれば、最悪100万円の元手が0円にもなり得ます。また、同じような考えの人が多ければ、権利付き最終日の翌営業日(権利落ち日)に売り注文が殺到し、売買損が配当を上回ってしまう恐れもあります。投資は自己責任で行ってください。
ちなみに誤解されやすいので投資信託の「分配金」との違いを記しておきます。投信の分配金は投資家自身の資金を切り崩して配るため、分配することで、分配分確実に基準価格が下落します。一方、株式の配当金は企業の利益から配分されるものであり、配当により直接的に株価を引き下げることはありません。
10月の高配当銘柄
さて、では10月の高配当銘柄にはどんなものがあるのでしょうか。前月の9月に較べてしまうとあまりに数が少ないですが、2.5%以上のものを抜粋してみました。なお、あくまで10月分の配当のみで利回り2.5%以上の銘柄です(利回り4%だけど、年に2回配当があるので、当月分の利回りは実質2%・・・のような銘柄は除いています)。
- (株)日本ハウスホールディングス【1873】:利回り→3.870%
- エイケン工業(株)【7265】:利回り→3.300%
- (株)ウイルコホールディングス【7831】:利回り→2.840%
- (株)ケア21【2373】:利回り→2.570%
(ここまでの数値や情報はいずれも本記事執筆時点のものです)
それではよい株式投資ライフを!